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57の会 FAX通信 vol.73企業の「特化」・・・

 間もなく梅雨も明け、あつ~~い夏商戦ですね。一昔前と違い「季節感」がなくなってきているように感じます。衣類等もですが野菜類がそうなっていますね「年中旬」という訳ではないのでしょうけれど・・・母校近畿大学「養殖マグロ」もてはやされています。5年前に独立直後、私の店で恩師ルートで無理やり養殖マグロ取り寄せ、校友会(東京支部)で「母校の養殖マグロ食べる会」を企画しました。まだ少量で高額、一人数切れ分配でした。まだ外には出ていなかった頃です。記憶では「天然物より臭み?癖?がなく食べやすかった」ように感じました。今や物流も販路も拡大され「マグロ危機の救世主」?的なもてはやされ状態ですね。

自社の「救世主的商品」見極めなくてはなりませんね。業界トップが独走。2位はトントン、3位以下は赤字・・・と言われていましたいろいろな業界。牛丼はめまぐるしくその地位が変わり、トップだった吉野家が今や苦戦中ですね。コンビニ、スーパーも同様です。私は飲食業を「日常型」「非日常型」「超日常型」と分類しますが自店の「位置を把握」することが重要だと言っています。日常型はまさに日常的に食したり、提供したりするものを「価格を頂戴して商売」にするので大変難しい位置にあると思います。超日常型は主に「仕入れ価格」にあると思います。日常仕入れる価格より「圧倒的安値」で仕入れないと商売的には困難。結果多くの店は「非日常型を目指さざるを得ない」現実なのですね。で何が「非日常か」が大事です。家庭や他店ではできない、扱えない商材。雰囲気や接遇が非日常的等々でしょうけれど、今やそれすら「模倣・普及」され独占的期間は短く競争激化・・・という構図ですね。飽食、飽きやすく移り気的になってきてもいるのですね。それに「食習慣の変化」「住宅環境の変化」「家族形態の変化」も大きな要因の一つでしょう。ほんの数年前までは家庭で揚げ物・焼き物は普通でしたが今や「家庭内厳禁メニュー」です。ここらにヒントがありそうですね・・・伴う周辺事業者の方々もそれらに影響されやすい時代になってきていることを自覚しましょう。今まで未流通だった商材が脚光を・・・!?「あなたの企業特化は何ですか!」

追伸・・・

 石川県産の高級ブドウ「ルビーロマン」一房55万円という値がついたそうです。一粒18000円になるらしい。当然京都大阪東京等の高級料亭に・・・と思うのは今までの貧困発想!実は結婚式場での新郎新婦用に売れ始めているらしい(むろんこれも一時期?)今までにない販路や顧客の開拓獲得の視点がないとこの時期生き残ることは困難かもしれませんね!