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第34回 社員の辞めない教育・研修

第34回 社員の辞めない教育・研修      2015・3・10

                 外食経営塾塾長  今津久雄

「新入社員目線 4」

 間もなく、新入社員が入ってきますね!まず実践すべきことは(1)会社概要の理解(2)社会人としての心得(3)新人の仕事・・・というところです。ところが多くの経営者・研修担当が誤りやすいのは(先月号でも述べましたが)

  1. 会社概要・・・では現況は述べても「将来像」「企業の目的」等を「明確化」している経営者が以外に少なく「現況吐露」に止まることが多く、夢や将来像を具体的に感じられない新人が多く居ることです。

  2. 社会人としての心得・・・でも同様、概略的で「わが社の目指す、求める社会人・・・」をより具体的社会人像を訴えなくてはなりません。企業の特性が訴求され憎く、あなたの会社との一体感に欠けることが多くみられます。新入社員の将来像の具体的表現が大切です。

  3. 最後の「新人の仕事」が意外にあいまいにされていることが多くあります(特に外食産業は)誰でもできる単純な労働に感じられやすいので、多分にその傾向有り!ですね。

新人の仕事は、教育担当者が陥りやすいのは「作業と仕事」を一緒にしているところが多く見らるところです。作業は「こなすこと」仕事は「生むこと」です。作業の積み重ねが仕事ではありませんから、作業をいくら積み重ねても効果的な仕事にはなりません。無論「作業も大事」ではあります。誰かがこなさなくてはなりませんから、新入社員が担当するのも当然ですが「将来を見せなくては」なりません。その「見せる化」「見える化」が重要なことです。いろいろ見聞きして将来を「想像」することが、自分とか会社や環境の明日への「創造」につながりますから・・・やみくもに、動け動け、作業作業・・・では何も生まれません・・・意外に担当者、経営者に軽視しがちなところです。先月申しました通り、横に1年先輩がいるだけでもいろいろ中継・通訳出きることがあります。

また、どうしても短期的目線で物事を見る傾向にあります「石の上にも3年」は「長すぎる?」的感覚ですね。良否は別にしてそういう人を育てなくてはならないのですから・・・不満や批判ばかりしていても「育ちません」目的は「企業の為」「その人の将来の為」企業とうまく関わらなくてはならないのですから・・・具体策は?