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第98回 社員の辞めない教育・研修    令和 2年8月10日

[経営者編 5]
 長梅雨の後は一気に猛暑・・・苦難の時代ですが「それが常!」と感じ、乗り越えて行かなくてはなりません「夏に冬を求めて、冬の寒き時期に夏を求めていた」のでは良き経営者にはなれません。前職時代「冬中心、かに専門店」でしたから・・・夏場あえて「春に冷凍したかにの解凍を、店頭でシャワーで行い「通行人に見せた」ことで冬のかにを真夏にアピール・・・皆さん写真撮ったり話題になりました。まだ冷凍を隠したりした時代・・・業務用冷凍の珍しい時代、50センチ×70センチくらいの箱にかにと水で冷凍(注水冷凍)・・・大きな氷の塊(20キロくらいあったでしょうか)・・・でした。産地の漁港の製氷所にお願いした苦肉の策だったと聞いています。そのおかげで「カニは冬」から徐々に夏場もご利用客が増えてきました。そして冬のかにすき以外に夏用メニュー(特にかに刺身)の販売が伸びるようになりました。余談ですが、最近よく「道頓堀は・・・」とテレビで映ります「かに道楽本店のかに看板」あれも、前テナント(カステラ屋さん)の外壁そのままを利用して・・・「白格子」に赤いカニを付けよう!ならば動かそう!・・・となり、経費節減・工事無しの単純発想なのです・・・父に言いました「赤いカニは茹でガニ、動くのはおかしいのでは?」父「・・・」思い出します。(その当時、生の段階で赤い「紅ズワイかに」はまだ世間に出回っていませんでした。生では茶色のズワイかにが中心)
 さ、「経営者がすべて先読み」して成功しているわけではありません。置かれた環境や、行き詰って、究極の悩みや、苦悩のなかから「起死回生」的なことが「結果生まれる」こともあるのです・・・今のような360度手詰まり、先の見えない状況の時こそ「あなたの店の環境対策」「方針決定」が功を奏することがあります!むろん甘くはありませんが「諦めてはなりません」今こそ忍耐!精進!工夫!努力!と自愛第一で乗り切らなくてはなりません。
 更に余談ですが・・・あの道頓堀のかに道楽・・・実は2号店です。一号店の「失敗」?「不振」で、当時カステラ屋さんだったあの店頭で「営業終了後、表でかに売らせてくれませんか・・・」と、通い詰めた結果、地下から4階まで借りて営業・・・かなりの覚悟で、田舎に残っていた我々子供も大阪に引っ越させ退路を断ちました!
   「凧は自分上げる!」(風を待つだけではない!)