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第101回 「今津久雄的こころ」     令和 2年11月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄

先月号・・・思わぬ反響を頂きました。多くの方々からメールを頂きました。ありがとうございました。私の体験?体感?だけなので、特段修行も勉強もしていませんが・・・飲食業(接客業)は、特別な能力は不要、結局「人間性」が唯一の必要力だ!と、昔から社員に言ってきました。従って「お客様に、その考え方が受け入れられる規模の店でなくてはならない」つまり、一人でできる規模の店はご主人一人の人間性。複数で賄う規模の店には「良き人間性の従業員が数名は必須」(むろん多ければ大きな店まで可能)調理・接客共にです。
 メニューと接客は別だと思われるかもしれませんが、意外に共通しているところがあります。あなたの創業時期を思い出してください。店の雰囲気や、造作、素材等々・・・特殊なメニューでも「商品を扱い、提供するあなたにお客様は付かれた」はずです。お客様に接しながら料理提供。黙々と調理するタイプ。どちらにも「あなたの姿や会話等に耳を傾けられたはずですよ」私の場合は、お客様と会話したり、思い付きメニューに意見やアドバイスを求めたりするタイプでした「おかげさまで、新作開発出来ました!」と、完成品サービス。すると来店ごとにそれを注文してくださり、同伴者に「これ、俺のアイディアメニュー」と、自慢PR・・・人それぞれで結構ですが「お客様と一体化・共通化」することは大事だと思います。
 この時期、テイクアウトやケータリングも話題にはなっていますが「とりあえず的方向転換」した店はあまり良き結果は出ていないようですね・・・立ち止まって、縮小しても「時期を待つこと・見ること」が大事なようです。そこで今すべき重要事項は「教育」ですね!あなたのできる範囲で「再教育」してゆきましょう。変わらぬ(より良い)接遇・対応です。特別なことをする必要はなく、きちんとした接遇・対応です。売上が厳しいから、つい「手抜きしたり」「雑になったり」しがちです。掃除・片付け等が「第一歩」ですね「つい暇だから」「手が足りないから」と言い訳しがちになってくるものです「時間はある。掃除の徹底から」くらいの気持ちは必要ですね。
 ブームに乗る・流れを読む。奇策に頼る。違った方向に活路を求める・・・「逃げを挑戦!と勘違い」することがあります・・・私は「3本足経営」を推奨しています。3つの事業があれば安定するからです!しかし・・・1本の柱が充実して居なくてはとても3本までは行きません!今は「根本1本」から見つめ直す時・・・だと思います。