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第160回 「今津久雄的こころ」    令和 7年11月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄   

 75歳以上を「後期高齢者」と言い出しましたね(何時頃から?)私もその域に入りました・・・好機高齢者・・・と人には言っています。何事にも「好機」(チャンス)「悪しき機」(ピンチ)がありますが、どんな場合でも「見方によってはよく見える」ことも有るのです。また「今は悪しき機、これ以上下はない!」と見たり感じたりして気持ちも変わる?のではないでしょうか「ピンチはチャンス」ですね。

 50年余の仕事人生振り返りますと、その時は思わなくても「今になって思い起こすと・・・好機・・・」だったという時が必ず有ったものです。そして同じ方法、方向ではなくても「明日への参考にするべきことなのです」失ったことが有るのは事実ですが・・・飲食業は特にそういう「好機」「悪しき機」が大きなうねりだけでなく「小さなうねりになって常に寄せてきています」「あなたが如何に見たり感じたりして対応するか」ですね「好機と見るか」「悪しき機と見るか」

 メニュー・店舗・価格・味等々に大きな課題はありますが、複数店舗出し始めた企業の課題の多くは「人」の問題ですね。今、多くの企業が「副業を認めるようになってきています」働き方が変化しているのですね。しかも「副業時給3671円」(日経MJ)だそうです。飲食業界は、副業者が働きやすい職業では有りましたから安定や本気度が軽んじられていたのですね・・・逆に利用して「入りやすく」「出やすい」「気軽に」「能力不要」「年齢不問」的に「門戸拡大」して行く方法を検討してはいかがでしょうか?スキマバイト的入社即戦力・・・の雇用方法も拡大されてきています。そして「人材教育」(幹部等)は「別々」に「考察・教育」してゆく必要がありますね。「可視化」が大きな要因になって来ている時代です。誰にでも、どんな考え方の人にも「可視化」して分かりやすく訴えてゆくことです。

 いくらAI化しても会社経営は「あなたの職務」なのですから、働く社員の心をつかみ、やる気を産ませ、働いてもらうことです。「仕事一生」の人も歓迎ですが「就労時間だけ一生懸命の人も、徴用してゆく」方向へゆかねばならない時代ですね・・・

大手一流企業の「黒字リストラ」が話題になっています。退職金を給与の50ヶ月分。50歳くらいが対象・・・社内年齢や、社会年齢の構造割合に危機感や時代に対応しなくては・・・ということが原因だそうです。ある意味「飲食業界に好機」なのかもしれません。そういう人々の確保!ほぼほぼの人に「飲食業バイト経験」有りますから。