03-5604-0020

〒116-0014東京都荒川区
東日暮里4-7-2誠道館ビル2階

第56回 社員の辞めない教育・研修

第56回 社員の辞めない教育・研修      2017・1・10
外食経営塾塾長  今津久雄
[経営者目線 特別「休み返上」編]
昨日のニュースから・・・詳細は知りませんが「年末年始の休日を希望に添えません」(パート宛に)と張り紙した飲食店が、ネットで炎上・・・差別だ!おかしい!と・・・
この業界、入りやすく辞めやすい・・・その為「職がなくてもつきたくない業種」になっています(昔から)前職時代も慢性手不足で苦労しました。色々手を打って改善「辞めない会社」と言われるまでになりましたが(今は知りませんが)その頃から、土日祝祭日は休めない・・・という雰囲気は有りました「人が休んでいるときは働くとき」という世界でしたから・・・
そんな時に打った一つの方法・・・土日祝祭日(正月も同様)しか「働けない人」もいるはず!と「時給上げて雇用」してみました。何名かは来ましたが、絶対数不足。次に今いる従業員さんにも「土日手当」を少し加給しました。給与は手計算で多少の手間はかかりましたが、労働力的には問題なくなりました。しばらくして(1年くらい?)廃止しました。ベースアップ時期のころでしたでしょうか?つまり「隣の庭は綺麗に見える」的考え方から「不満(的)意見」が出てくるのですね。逆に「平日休みの良さ」をアピールしたり、希望に(すべて添えるわけではありませんが)希望日に休みをとれるようなシステム採用(希望届け出制)職域内で調整。複数店舗で応援の可否等、情報を開示・・・それがすべてではありませんが「情報共有」で理解したり、納得したり、我慢したり・・・となったように思います。
今回のニュースは「一方的」ネット投稿に「なる前の人的関係」(上下関係?)が不足していたのではないでしょうか?
店長・会社?側の「上から目線」?的発想の表現、一方通行的表現からではないでしょうか?事前に調整したり話し合ったりしていれば、こうはならなかったのではないでしょうか・・・
以前も申しました私は、多数の残業希望者に「残業願い」を出させて残業させたことがあります。個人的理由から稼ぎたい社員が居たのです。もし、裁判になれば会社の責を言われるかもしれませんでしたが、残業してでも稼ぎたい人は、転職して稼げるところへ移っていったのですから・・・有望な人材を残すためには必要だったと思います「相互理解」「周囲納得」の上ならいかがでしょうか?
入りやすく辞めやすい職場です「個別に対応」しなくては・・・!