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第78回 社員の辞めない教育・研修 

2018・11・10

外食経営塾塾長  今津久雄
[中堅社員目線 1]
飲食業では「中堅社員」的立場の人が多く存在します。また大き
な「影響力を発揮」します。良き方にも悪しき方にも・・・です。
全員が良き方への影響力なら問題ありませんが「2:6:2の法則
」というのがありまして・・・すべての組織は「上位2割」「普通
6割」「下位2割」に分散される・・・比重の問題・・・と感じる
ことが大事です!何が?「組織力です」つまり・・・現況から「下
位2割」が居なくなると、組織力が向上する・・・と思わないこと
!残った「上位2割+普通6割」が「2:6:2」に分散される
・・・ということです!従って今まで普通だと思っていた人が「下
位2割」になることがあるのです!(それでも教育・研修の手を緩
めてはなりません)「2:6:2」の密度が濃くなってゆくのです
から)
さ、中堅社員の教育研修です・・・新入社員と違って「千差万別
」の個性と力量があることを知っておいてください!他社での経験
が貴方の会社の職場で「発揮されるのです」先述の通り良き方なら
問題ありませんが・・・悪しき方への影響力も「大きくありますか
ら」(全員が新卒からの中堅なら幾分安心できますが他社経験者も
居ることですから)また「現場にあなた・経営者が居ない!」(こ
とが多い)つまり「現場は中堅社員がトップ!」ということが多い
のです。日々の行動・就労は「小さな組織で動いている」から、ミ
スや過ちは表面化することが少ない・・・そして何かの事故・事件
?等が勃発後表面化した時・・・「何故だ!」とあなたは怒り・怒
るのです。後の祭りなのです・・・そのために日頃からの教育研修
を怠ってはならないのです!特に「思考的判断・行動」の教育です
・・・一般的には「理念」と言いますが、もっと身近な感覚で身に
着くようにして行かなくてはならないのです・・・
「店はお客様の為にあり」「会社は社員の為にあり」「人生は自
分自身の為にある」(自分だけの為でなない)・・・と言い続けて
きましたが、仕事中何かの判断を求められたとき「お客様発想」で
行動すれば間違いは少なくなります。自分中心や、職場中心や店中
心的発想から行動するとトラブルのもとになるのです。例えば、店
内で転倒されたお客様に「来店されなかったら転倒されなかった」
からスタートすると、諸々の事情は別にして「店側の非」から初期
対応できるはずですね・・・結果大きな問題にはなりにくいのです。