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第108回 「今津久雄的こころ」     令和 3年6月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 ワクチン接種が進んできたようですね。少しは「出口の明かり」見え始め・・・というところでしょうか。あと一踏ん張りですね?

 新聞に「朝食は焼き肉」という記事が出ていました・・・昼から営業の焼肉店が「午前7時から焼肉定食550円」で提供。他に「朝ラー」8時からラーメン店開店。ミシュラン星獲得の店が8時半から「8皿のフルコース7260円」を提供。マレーシア料理店、午前5時から、現地の定番朝食「混ぜそば600円」・・・調査会社では「朝の外食市場は拡大傾向」にあると言っている。

 私は、以前から申していますが「需要の変化」を「今の営業を若干の工夫・変化」で対応できると思っていますが・・・究極ではない・・・ということも感じながら「一工夫の対応」で道開けるかも?又、から揚げ専門店が急増、実際店舗はなくても「店舗内店舗」で「テイクアウト・配達用のから揚げ店」これは「まさしく今の時代」に合致していると思います!現業のまま「から揚げ」の「アピール宣伝がSNS、ネット等できる時代」になってきているのですから・・・

 更に「人材確保の好機」と、あるタクシー会社が積極的に募集や教育に傾注・・・とも。これは何度も言っていますが、飲食業にいとっても「好機」と捉えてほしく思います「助成金活用の上、接遇教育・調理教育」等々、大きなチャンスではないでしょうか!リモート、店舗内利用等々(外食経営塾でも検討中)飲食業のみならず、人材は必需の資源であり、最大の武器なのですから・・・

 戦後最大の不況の中、今の事業に見切りをつけ「新規事業」に目を向ける方も居ると思いますが、以前から申しています通り「周辺」「関連」事業から目を向けて模索しては如何でしょうか!「共動」「協動」「競動」的取り組みです。配送・仕入れ等を他社と協力して・・・車や人件費の「共有」削減や無駄を排除等できるのではないでしょうか?店・厨房までも「共有」し始めているところもあるそうです・・・今の時代「何でもしなくてはなりません」が、先述の通り「新規」よりも「周辺」「関連」事業から見直して挑戦しては如何でしょうか?大きな変化は見られないかも知れませんが、改善やヒント、新たな道を得ることができるかも知れません。

  前職時代・・・カニ専門店は「冬メイン」でしたから、夏場に強いものを!と「肉」「いけす料理」「ふぐの店」も開店しました。野菜等の付属メニューは共通知識で行けましたから・・・