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第121回 「今津久雄的こころ」     令和 4年7月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 ソフトバンク孫正義氏、30年くらい前?にゴルフご一緒したことがあります。若干僕のほうが上手?だったので・・・プレー中、孫氏の質問。至ってシンプルで簡単「左下がりの場合の打ち方は?」「前下がりの場合の打ち方は?」的なことでした。諸々講釈した記憶があります。次の会ではすごく上達されていました「どうして?」と聞きましたら「品川・芝のゴルフ練習場(当時)に毎日数時間詰めて練習しました。ショルダーフォンを持参して・・・」(当時、出始めのショルダーフォン活用)とのことでした。単純ですが「疑問克服に納得するまで挑戦の結果ですね。更に、子供時代お父様の経営の喫茶店を繁盛させるために「コーヒー無料券を配布しては?」と言ったそうです。喫茶店でのコーヒー券配布・・・原価低いコーヒーでは有ってもメイン商品。結果「他のメニューの注文が増えてで繁盛したそうです」

 サイゼリヤ創業者正垣泰彦様曰く「30%オフではだめで」やるなら「70%オフにしないと」と言われ驚いた記憶があります。価格の70%オフでも「無駄が省けて少しは利益につながる」「それに見合った仕入れ等が伴うようになる」「最終的に価格はお客様が決める」ということでしょうか?(私の場合勇気もなく、実践できずに終わってしまいましたが)

 あるパン屋さんが「回数券のスタンプ満額回数を30回」だったのを「5回満額」に変更したところ、集客に大きく貢献した・・・という話も聞きました。顧客心理「達成感を味わいやすい」のだそうです。脳科学マーケティングで言われているそうです。あなたの店でも「お客様への提案ポイント」に工夫されてはいかがでしょうか「身近感」「顧客とあなたの距離感」常に意識しなくてはならないと思います。いつどんなときでも「顧客目線」(常連顧客を大事に)

そして「社員目線」を時の勢いに流されて見失ったら「復活・発展は難しいですね」何が有っても「従業員第一」のお姿を貫かれているハイディ日高創業者・神田正様、鳥貴族創業者・大倉忠司様のお姿には尊敬の念でいっぱいです。私も「店はお客様の為に有り」「会社は社員の為に有り」「人生は自分自身の為に有る」(自分だけの為ではない)と連呼していましたが・・・「拡大より拡充」に経営者目線を置いて判断しなくてはならない時代なのですね。出店判断に「この地域の方々に利用していただきたい」「あの社員にこの店を切り盛りさせたい」という「腹や思いが有るのでしょうか?」