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第133回 「今津久雄的こころ」     令和 5年 8月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 飲食業の経営・運営から離れて10年が経過しましたが、今持って「社員教育は絶対必要ですよ~」と、提言し続けています。店の商品以上に重要なのだ!という意識を持ってほしいものですね。

 いつもいつも言いますが、お客様の印象はメニューの次は「接遇態度」で再来店するかしないか決める重要なポイントになります「店に合った接遇」が大事ですね。それは経営者のあなたの影響が出るのですから・・・手を抜いてはいけません!形から入っても結構ですから経営者魂を反映させなくてはなりません。日頃のあなたの考え方や行動態度等々が反映されるのですから、意識して訴えてください。会議や現場での訴求になると思います。店長会や幹部会だけに留まらず、職階別会議や、年度入社別会議・・・パートさんばかりの会議も「あなたを訴えるには結構効果大!」です。新人にも訴求の機会を作られると良いと思います。無論、会議だけでは不可で「考え方」「接し方」「方向性や方針」等々を訴えて浸透させていく必要があります。

 接遇態度や動作は、必要ですが、それ以上に結構大きな比重を占めるのが「経営方針の理解」ですね。つまり「あなたの考え方の披露・理解」です。それが結構お客様への以心伝心?的に反映されることがあります。余談ですが、ロイヤルホストの菊地会長様は創業者の「江頭イズムの再現者」と表する方もあるようです・・・社内でアチラコチラにそういう風を吹かしておられるのですね・・・菊地会長様は、創業者を研究・究明された結果でしょうね。末端まで届いているようですよ。あなたもぜひ実践してください。

 今の新入社員・中堅・幹部等々には私の時代とは大きく異なるような「思考」「行動」力があるように言われます。確かに少子化、色々な時代で「将来性」に関する感じ方も大きく変化しているのでしょうけれど・・・でも「飲食業は大きく変わらないと思います」ですから「お客様のための店」を基本に教育してゆけば、大きな誤ちはないと思います。それぞれの人生観は変化してきていますから「その人の方向性を決め易くしてゆかなくてはならない」と思います。同一化した「方向性ではなく」それぞれの個性を活かせるような方向性が可能にできるような・・・つまり「会社命ではなくても、マイナス評価に繋がってはならないのです」勤務中の態度や行動が充分であれば、高評価に繋げなくてはなりません。社員の人生は社員個人の物ですから・・・それぞれの生き方を尊重しあえるような・・・