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第60回 社員の辞めない教育・研修

2017・5・10

                 外食経営塾塾長  今津久雄

[経営者目線「幹部社員」編 3]

前職時代の失敗は数多くありました・・・客観視しているつもりが主観視していることが多かったのでしょうね。私も一応気にしながら幹部社員にも「新人が君と同じようにできなくて当然」「君も新人のときは有ったのだから」と説得していました。つまり「今の経験能力での視線・判断を部下に押し付けないこと!」ですね・・・できなくて当然・・・からスタートしないと、部下が育たない。職場が育たない・・・ということです!新入社員の配属決定会議のとき、忙しい店ほど配属希望が出ます(当然ではありますが)しかし、それでは新人は育たないのですね・・・仕事(と言うより作業)に追われて「基礎を身に付けられないまま動かされるから」退職や職場放棄になりがちなのです・・・忙しい店には「経験者を配置転換する」考え方が必要ではないでしょうか・・・難しいことではありますが「育てる」ということは、きちんと基礎・基本から教育しなくてはならないと思います!その考え方を持ち合わせない「幹部が意外に多い」のが現実でした・・・「どうしてできない!」「君の指導が悪いのでは!」「見て覚えろよ!」・・・的発言で担当部下を叱責していませんか?を、考えてほしいものですね。

「中嶋郁雄」氏叱って伸ばせるリーダーの心得56から・・・

言ってはならない4大禁句

・だから君はだめなんだよ!

日頃から「ダメ人間」だと見られているように感じる。

・何度同じことを言わせるんだ!

ダメ人間だと自信を無くする。

・この程度のこともできないのか!

自分の能力を完全否定されたと思う。

・やはり、君には無理だったのね!

最初から期待されていなかったのだ。と傷つく。

むろん、上司幹部にも言い分はありますが、やはり「育てて、店や社に貢献させることが目的」なのですから、そこを理解し教育研修しないと成果は出ません!幹部とは自らが貢献しなくてはなりませんし、部下後輩の指導教育も大きな目的です「できなくて当然」からスタートすると、結構「感情的に接しなくて済むものです」だからと言って「表面的な接し方でも伝わりません」その方法は!?