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第100回 「今津久雄的こころ」     令和 2年10月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 先月号「99回」送信数日後「99代総理大臣」が決まりました。「キューキュー」とした時代が大きく変わろうとしています(長い安倍政権から)否、右から左のような変わりようはない!まず持て「コロナ対策」だ!と思いながら・・・この通信もこの機会に「辞めない教育・研修」から、不肖私の考え方を「経営者のあなたに」述べさせていただこうと(内容は稚拙ではありますが、経営観?お客様観?)

・・・「今津久雄的こころ」・・・と題して投稿させていただきます。

 私は、70年前兵庫県北端海辺の小さな観光地の「売店」に生まれました。売店の2階が居住スペース。一階は売店部分と、従業員食堂、両親の寝室・・・表は全開放、裏口は通用口という環境(個人の表札はなく店から出入り)物心ついた時から名前で呼ばない人はすべて「お客さん」と呼んでいました・・・中学校に入学と同時に、その観光地の大阪案内所を兼ねて、カニ料理店の開業を機に家族で引っ越してきました。早々のある時、心斎橋筋(繁華な商店街)で前を歩くお姉さんがハンカチ落とされたので、拾って「お客さん!これ!」と声かけた記憶・・・13歳のことでした。後々まで友人たちに笑われていました・・・物心ついて見知らぬ人はみな「お客さん」に違和感?

以来、60年近く「お客様」と接しています・・・そんな小さな感じ方、記憶・発想ですが何かの参考になればうれしいですね!

 前職時代、勝手判断で出店を重ね規模拡大、慢性手不足、教育第一の時に従業諸氏にうるさくうるさく言い続けた言葉です。

・・・今津久雄的 3本の心・・・

・「店はお客様の為にあり」

・「会社は社員の為にあり」

・「人生は自分自身の為にある」(自分だけの為ではない)

と、ことあるごとに話していました。就業中何かが起これば「お客様の為の店」から発想、対応するようにしなさい!と。するとそれほど大きなミスや間違い、トラブル等の結果にはならないものです。

 会社は社員のためにあるのですから、従業員の為にならないような方向性の会社だったら退職もやむなし(多くの人に辞められましたが、色々工夫や改善を続けました)そして「自分の人生、大事にしてほしい」(自分だけの為ではないけど)と。

 失敗の連続でしたが20年後には「社員の辞めない会社」として取材をされるようになりました・・・以降、諸々記載します。