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第127回 「今津久雄的こころ」     令和 5年 2月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 以前から、あれやこれや色々「社員の為に・・・」なんて言って居ますが、元は「手不足解消」からやむなく「色々策を練った」ことからのスタートでした。江戸の昔から「食べ物」「宿」の仕事は底辺とされていました。日常生活の延長線上、特殊能力は必要ありませんでしたから・・・只、これもいつも言っていますが「だから人間性が重要なのだ」と。つまり飲食業界は「人間教育事業」なのです・・・と。

 今の時代も相変わらず「手不足業界」従業員を大事にする企業が好成績・好結果を産む!と言っても良いのではないでしょうか・・・大事にしているようでも、中々そうなって居ない企業が多いようですから・・・無論、第一はお客様ですが、次が従業員への視点が具現化されていないことですね。私も、沢山の苦労や失敗を重ねて重ねて運営していました。私の思いと、従業員の思いに差があったからでしょうね。しかも「良きこと」と「気まま?的なこと」に影響されましたから。ややもすれば「お客様そっちのけで」「従業員第一的」?になりうることもありがちですから・・・

 「コロナる時代」の今、やはり「教育が再重要視」されてきています。幾分景気回復傾向の今「接遇教育の重要さ」・・・ですね。改めて社員教育に視線を向ける企業が増えてきています。無論、お客様の方にも大きな問題がある行為の映像が拡散されています。これは、少子化による教育不足や交友関係から来る行為で「性善説事業」?的対応の結果いろいろな行為が「軽い気持ち」で反映されてしまっているのでしょうけれど・・・無人販売も良否は別にして、窃盗行為に走らせ易いのでは無いでしょうか(窃盗は不可なのは当然ですが)

 前職時代、ある先輩経営者に「レジは二人以上にしなさいよ。売上ごまかされないように」と、言われた記憶があります。私は人件費削減からも、一人で担当させていました。35年勤務で、3回、レジで不正されました(と言うより、事後発覚した?)でも、人を見て担当させていましたから、見る目の無い自分の責任だったのですね。複数管理のシフトより、少数担当で乗り切っていましたから・・・「放任的に雇用」していた、私の責任も大きかったのでしょう・・・

 教育の重要性を思いながら、不正防止的教育はなんの手も撃っていなかったのは、今や時代的には「不合格」なのかもしれませんが、今後の対応や教育に一考しなくてはならないのかもしれませんね。教育自体が「変化している」のかも?ですね・・・