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第139回 「今津久雄的こころ」     令和 6年 2月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄   

 経営者には大きく分けて3種類のタイプがあるのではないでしょうか?(専門的に見ればもっと有るのでしょうけれど)「自己経営型」「事業継承型」「企業継承型」とでも言うのでしょうか???

「自己経営型」自ら起業・創業者の経営は、何事にも自己判断や、自己基準が先行・優先されがち。当然結果は色々異なり、全てが良し!ではない場合も多い。部下も育ちそうで育ちにくい?ただ、多くの人が「前向きでは有る」

「事業継承型」入社後、昇進して幹部になり、経営者になってゆく・・・会社の良し悪しも社員の特徴等も充分把握していて、拡大や拡充を進めて行き企業経営してゆく。次に向かっての「一大判断」ができるかどうか・・・

 「起業継承型」色々なご縁で、幹部的立場からの入社?で継承。企業は把握できていても、末端の就労意識は若干弱い?的な経営者ですね。今、大企業では意外にこれが多く、M&A的なこともこの部類なのかも?しれません。経営者に「事業拡大」的意識が薄く、企業存続のためなら、自己開発や拡大よりも異業種や異企業とのジョイントも不可では無い?と、方方の視線や聴覚・臭覚を発揮する・・・継続されてきた「起業理念・ポリシー」等からは若干離れることもあり・・・今までの経営者の理念等が明確に出されることが無くなる。会社としては多方面に発展?しうる可能性も秘めている・・・なんのための会社・企業?・・・と、理解しにくいところがあるのではなかろうか・・・

 そして何より大事なのが「あなたは何型?」を理解するということなのですね・・・長年の在籍功績から、今のあなたが有る!のですから、個性発揮で方向転換も選択肢の一つではありましょうけれど、不足箇所の「保護要員」をきちんと手配しなくてはなりません。というか、あなた一人では経営の形になりにくいのところも有るのですから「全体で大きな円形になるべく」「不足分の補填・補充」を常に意識しなく手はならないのではないでしょうか・・・独りよがりで進める時代や立場ではないことを理解してください・・・今、出始めた「KDDIとローソンの公開買付」は最も象徴的でしょうね~~実力や能力を充分発揮できていない経営者を見たり聞いたりしています。なんで?あそこを、もっと!・・・と心配してしまう僕自身の老婆心も痛切に感じている昨今ではありますが・・・