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第135回 「今津久雄的こころ」     令和 5年 10月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 日本は高齢化が進んでいる(中国も同様)さらに、少子化・・・これからの人口減が言われて久しいが、何ら対策がなされていないのが現実のようだ。外国人の移住・結婚で人口増にすることも一つの方法では・・・と。もう「国際結婚」という表現はなくなるだろう。

 余談だが、100歳以上の人口が最高の92139人(内女性81589人)圧倒的に女性が多い。生命力の差を感じる・・・なぜ?男性は「仕事(会社)中心」的人生だが、女性は仕事以外にも「家事」的事案?多く「常に考える」ことや「プランニング」することが多いからだとか・・・その日の家庭のメニューや家族の予定に合わせて「諸々考える」「思考」することが脳の刺激を活発にさせ続けるからだとか?

 専門的なことはともかく、飲食業界は「高齢者も充分能力発揮」できる職域だと前々から言っています「接客に味が出る」のですから(100歳以上は別としても、80歳くらいまでは充分能力発揮の可能性はあります)店作りや、料理の提供方法を考えてゆけば・・工夫の余地はあると思います。若くて行動力中心のスタッフと「共存」することで顧客満足度を向上させることは可能性あると思いますよ。

 こんなことも言えるそうです・・・「プランを考える」癖を身につけること・・・先述の通り、メニュープランを考え続ける日々の人は脳が活性化し続けているのです。定年後「何も考えなくなった人?」も、何かの「プランを考える日常」を作ることで「活性化」に通じるかもしれません。プランニングの癖です。

 現役・仕事時代のメモやノートや記録帳等から、色々な角度に「分析・分類・集積」したりして、資料化してみるのも良いそうですよ。新たに何かをプランニングすることもそうですが、過去のあるものを「新たな見方」にすると良いようですよね。私も前職時代のノートや資料?的なものは結構保管しています。色々言ったり書いたりしていたことを思い出しながら・・・早々挑戦を!と。

 何度も何度も申しますが、飲食業は「日常生活がビジネス化」しています。特殊な能力や知識は不要のまま携われる・・・体力と感性(性格)が受け入れられれば良いのですから。あなたの店の一部を、改装しないまでも、高齢者の対応できる工夫をすれば、人材活用にもつながるのではないでしょうか?今までと「ちょっと違った接遇方法」を考え出すだけで・・・小さな店から始めたときを思い出せば、ヒントが何か出てくるように思いますが・・・?いかがでしょうか?