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第136回 「今津久雄的こころ」     令和 5年 11月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄   

 先日、鳥貴族・大倉社長様のお話をお聞きすることができた・・・いつもいつもだが、刺激的で参考になる・・・更に「昔を思い出す」

・外人雇用は避けられない。・社員の待遇改善が絶対(そのためには、値上げや価格変動もやむなし)・社員の独立の道もチェーン化か小規模店舗選択制・・・経営者皆が感じていることだろうけれど「わかっているけど」その「具体策を実践するかしないか」が大きな差になって現れる。大きな挑戦だからだ・・・守りか挑戦か・・・責任転嫁か自己責任か・・・経営者のあなたの感じ方一つで大きな差になる!ということです。あなたの為にも会社の為にも、社員の為にも!

 社員が辞める・・・なぜ?何が原因?の究明をしようとしないで「不満ばかりを発する」「辞める社員が悪い」的に責任転嫁・他人事化していませんか?すべてがパーフェクトには行かないまでも「一歩一歩改善努力していますか?」社員の目はよく見えていますよ。完全でなくても「あなたがやろうとしてるか!否か!を」(人事はスカート・・・上から見ても大事なモノは何も見えませんが、下から見ると丸見えなのですよ)

 今いる社員の「将来を考える」当然具体的に・・・定年まで社畜的に雇用か否か!働いている社員の人格を如何に考える経営者かどうか・・・で、大きく変わります。私は3種類の道を提唱していました。「この会社の経営幹部の道」「調理・接客等のスペシャリストの道」「独立の道」これを3年毎に考える、自己申告書に書かせることで双方に意識化させる・・・なかなか実現に至りませんでしたが・・・

 待遇改善・・・給与が最も大きな現実問題でしょうけれど、私の時代は比較的成長期でしたから社員給与を「他業種の平均レベルには持っていきたい」というのが目標でした。飲食業界は厳しいものはありましたが「他業界の能力」は「飲食業界の体力・精神力?」的に感じながら「残業願い」を提出させ希望残業を認めました。稼ぎやすくしたのです(本部からの指示で短期間で終了)若い体力気力で、他業界並の稼ぎを・・・と狙ったのですが。店長以上には、その店の近くに寮・社宅を借り上げ、居住させました(基本的には10分以内に対応できる距離)格安寮費ですから、それを個人負担に換算したら結構な額になり、給与とその額を合わせると、銀行社員並みの給与になるぞ~~と自慢したことを思い出します。当時一般社員の給与まではなかなか対応できませんでしたが・・・